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The Platinum & Black Card

−Premium Credit Card−

 

photo:アメックスプラチナカード(某氏所有)と住友VISAプラチナカード(My Card)

 巷では,幻といわれているプラチナカードクラス或いはブラックカードクラスのカードも,インターネットの個人ベースの普及で個人が情報発信をするようになり,かなり身近なカードになったような気がしています。ただし, そこはプラチナカード(スーパーゴールド)&ブラックカード,誰もが持てる訳ではありません。ここでは,オーバーゴールドであるプラチナカード及びブラックカードクラスについて追っかけていきたいと思います。

 雑誌等では,幻のカードと言われて久しいプラチナカードですが,2000年には国内では初めて,VISAプラチナカードが住友クレジットから発行され,このクラスも変化が見られたような気がします。また,2001年にはダイナースがブラックフェイスのダイナースプレミアムカードを発行し,2002年にはアメックスセンチュリオンがアメックス日本支社から発行されるに至りました。国内では現在のところ(2003.10),プラチナカードがアメックスと三井住友カードから,ブラックカードがアメックスとダイナースから発行されています。

 全世界に目を向けると,1998年から相次いでプレミアムカードが投入されました。MasterCardは,World MasterCard,VISAは,VISA SignatureとVISA Infinite,AMEXはAMEX Centurionを発行し,ホットな話題としては,旧ステイタスカードの草分け的存在だったCarte BlancheがDiners Clubとのダブルネームで,"Diners Club Carte Blanche"カードを2000.12月に発行しました。いずれも既存のプレミアムカード(プラチナカード)の上位に位置するカードになります。

 なお,JCB The Classに関しては Linusさんから,DC Noblesseに関しては渋谷太郎さんから情報をいただきました。

※ オーバーゴールドのプレミアムカードの情報については,なるべく正確な情報を掲載するように努めています。多くの基本的情報について,日本国内のものは,国内で発行されている各種文献(クレジットカード関連の単行本),保有者や関係者からの情報を元にしています。海外のプレムアムカードについては,各カード国際機構のニュースリリース等を参考にしています。

1.日本国内のプラチナクラスカード及びブラックカード
2.単なるカード!? or されどプラチナカード!!
3.海外でのPremium Card,VISA Infinite & Signature,AMEX Centurion

最終更新日 2003.12.14
更新履歴 2001.1.5,1.6,1.7,2.15,2.19,6.3,2003.12.14

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日本国内のプラチナカードクラス及びブラックカード
 
 2003.12月時点で,国内のゴールド以上のカードといえば,アメリカンエキスプレスのアメックスセンチュリオンカード,アメックスプラチナカード,ダイナースクラブのダイナースクラブプレミアムカード,三井住友カードのVISAプラチナカード,JCBのThe Class,DCのDCノブレスがある。 このうち,ワンブランドのアメックスプラチナ&センチュリオンカードは全世界共通カード,VISAプラチナはアジア太平洋地域共通ブランドカードである。ダイナースクラブは,エリアによってブラックカードの呼称が異なり,日本ではプレミアム,アメリカではダイナースクラブカルテブランシェ,EUや中近東ではエクスクルーシブと分かれる。また,ダイナースブラックカードに共通した全世界共通のプレミアムサービスはみられない。

 The ClassとDCノブレス(Noblesse:高貴の身分/貴族)はバブル期に発行されたスーパーゴールドカードといったところで,三井住友カードもゴールド2100(30歳以上,年収1,500万円以上で会員数を2100名に限定したセグメントカード。1993年に募集締め切り。実会員数は1万人以上とも!?)を発行し,3社がスーパーゴールドカードを発行したが,三井住友カードは,2000.8月にアジア太平洋地区共通VISAプラチナカードを発行し,ゴールド2100 は統合された。このスーパーゴールドカードについては,現在の所,JCB The Classが孤軍奮闘してる感じである。ただし,国内でプラチナカードといえば,現在のところ(2003.12)アメックスと三井住友VISAの2種類しかない。ブラックカードになると,アメックスセンチュリオンとダイナースクラブプレミアムカードになる。VISAの最上位カード(通称,VISAのブラックカード)であるVISA Infiniteの発行が国内では将来的にも不透明なため,当面のブラックカードはアメックスとダイナースだけになるだろうか。2003.12に三井住友カードからニュースリリースがあったVISA Platinumのブラックカード仕様がそれを物語っているような気もする。ただ,VISA PlatinumとVISA Infiniteについては,元々,カードフェイスが2種類あり,その仕様としてグラデーションタイプとブラックタイプがあるようである。ちなみにInfiniteのグラデーションタイプはEUで,Platinumのブラックタイプはアジア太平洋地域(日本,台湾等)でその発行が見られる。

 年会費はアメックスセンチュリオンが16万円,ダイナースクラブプレミアムカードが,10万円(税込み),アメックスプラチナが8万5千円(税抜き),VISAプラチナ,JCB The Class,DCノブレスがそれぞれ5万円(税抜き)である。年会費が高額だけに,高い与信額とセグメント化された少数会員でセグメントカードならではのサービスというのがゴールド以下のカードとの大きな違いである。現時点ではアメックスセンチュリオン,ダイナースクラブプレムアムカードを除くと,全てのカードが申し込みによる入手が可能であるが,一般的にはアメックスプラチナ(センチュリオンも含む。ただし,センチュリオンの発行は現在の所,新規発行を見合わせているという情報もある。)の場合,アメックスからのインビテーション(お誘い)VISAプラチナは,35歳以上でゴールド会員歴が1年以上で申請可能(未会員に対するインビテーションを除くと,実質的には35歳以上で複数年の決済額が100万円以上,限度額は130万円以上がボーダーライン?? 年収については不明。)The Classは40歳以上で年収1,500万円以上 (若しくは,JCB会員歴が2年以上かつ年間利用額が毎年100万円以上かつ年収1,200万円以上)DCノブレスは,35歳以上,年収1,500万円以上の企業経営者及び個人事業者が対象(条件は文献より参照。ただし,資産に余力があり不良資産なしが条件。年収1,500万円は最低ラインであり,ハードルとしてはもっと高い。)。DCノブレスは多少,特殊なカードと言える。

 サービスとなると,付帯保険をはじめ年会費が高い分だけアメックスセンチュリオンが最も充実している。次はアメックスプラチナになるだろうか。アメックスに関しては,アメックスプラチナホルダーのHoCapito氏主宰のWeb Siteで詳細な解説があるので,そちらを参照されたい。ダイナースプレミアムに関しては,医療関係のサービスが特徴的で,その他については付帯保険の充実,ホテル等の優待が主な構成である。VISAプラチナは,アジア太平洋地域で共通のサービスを提供しており,比較的,海外旅行者用のサービスに力をいれている。している。しかしながら,2003年10月からVISAインターナショナルのVISAプラチナサービスのうち最も特徴的なサービスであるVPCC(ビザ・プラチナ・カスタマー・センター)が三井住友VISAプラチナからなくなり,国内のアシスタンス会社に委託になった。

 The Class,DCノブレスは国内サービスが多少充実しているが,海外ではゴールドと同等。国内サービスに目を向けると,JCB The Classでは,情報紙「クラスレター」年4回発行,クラスセレクション(ホテル1泊やレストランでのディナー)の年1回利用可, CLUB JCBと大相撲倶楽部に自動入会等である。VISAプラチナは,VISAインターのVISAプラチナサービス(VPCCを除く)と三井住友カードのプラチナサービスが付帯しており,付帯保険の充実,FSP上級会員資格,USJのラウンジ,カードフェイス選択制あたりが特徴的である。アメックスプラチナでは24時間コンシェルジェサービス,海外商品検索サービス,ホームウェアープロテクション,家族(恋人等を含む?)等の会費が無料といったところが他のカードのサービスとは異なる。アメックスセンチュリオンになると,これに海外空港ラウンジサービスであるプライオリティパス,各種FSPの上級会員資格付帯,クラブ組織ゲスト利用,国内高級旅館・レストラン等のリザーブなどとなっている。

 

−スーパーゴールドカード−
 
 ものの本では,ゴールドカードの入会基準が引き下げられ,銀行系では30歳以上,年収500万円以上,定職に就いていれば誰もが取得できるようになり,また,ヤングゴールドカードの発行で相対的に価値が 下がったゴールドカードに対して,最初からのメンバーからクレームが付いたことで1990年に相次いで発行されたカード。銀行系カード会社の3社から発行された。様々な情報を総合すると,それぞれのカード保有者は1万人以下とも 言われる。バブルが崩壊して肩書きに対する価値観も変貌している中で,この手のカードも実利が求められているような気がしないでもない。
 

* 住友VISAゴールド2100:発行当時は30歳以上,年収1,500万円以上で会員数を2100名に限定したセグメントカード。1993年に募集締め切り。丸秘情報によると実会員数は2100人を遙かに超え,1万人近いとも!? サービスは現在の住友VISAプラチナと共通性があり,通販の5%off,商品券還元0.5%は同じで,FAX貸与がインターネット無料接続になったくらい。デスクの 電話番号もプラチナデスクに引き継がれた。

* JCB The Class:1990年の発行当時は年齢制限はなく,入会基準は「会員歴3年以上,利用実績3年以上,利用額は100万円以上」であった。1991.6月より現在の入会基準に変更され,年齢制限(40歳以上)と年収制限(1,500万円 or 1,200万円)がかかっている。審査期間は1ヶ月を取っているようだ。

* DC Noblesse:1990年10月より発行。対象先である企業オーナー・個人事業主については,当然確定申告書上では色々やっており赤字気味のケースもあるため,年収1,500万円はかなり難しいハードルである可能性が高い。要は相当の余力があり,先不良資産がないことが条件。推測では1981年頃から提携が始まったCPA・弁理士・弁護士カードの延長線上のカードの可能性も否定できない(ゴールドカードがないため。)。
 東京三菱銀行とDC Noblesseについて,BTM内部の方の情報によると,1「.ノブレスを獲得せよ。」という指示は受けたことがない。2.目標もゴールド,ヴァン,ノブレスのどれか獲得すればポイントとなり,よってノブレス単体の獲得は手続きが面倒なので対象としてはあまり考えていない。3.ノブレス獲得手続きとしてDC社に連絡を行い,事前に相談することが必要(・担当者が対象先としてのバーをクリアしている点を確認。・余力OK,不良資産なしを確認=所謂「正常先・非分類先」。・BTMでの融資あり=支店長が与信を許容している=DC 社から見れば、本体支店長が許容しているので推薦と見做といったニューアンス。)。

* 三井住友マスターゴールドPt:VISA Platinum発行時に,同時に持てるMasterCardは住友Master-Gold-Ptとして発行された。このカードは国内のMasterCardの主要な発行カード会社(UC,DC等),MasterCard Inter.との しがらみがあるような感じで,ゴールドにPtをかぶせた苦肉のカード。実際に住友マスターゴールドカードに後でPtと印字した感じである。サービスは国内サービスだけVISA Platinumと同じと言うことでゴールド2100みたいなカードである。
 ただし,ショッピング限度額,キャッシング枠はVISA Platinumと同等で通常のデュアル発行とはキャッシング機能の部分で異なるようだ。

 

単なるカード!? or されどプラチナカード!!
 
 さて,プラチナカードの保有者といえば,どういったイメージがあるだろうか? やはり,企業なら役員クラスで若手ならバリバリのヤングエグゼクティブって感じで,年収は数千万円以上,高級住宅街に居住し,高級車を複数台乗り回し,宿泊は高級ホテルのスイートルーム, 海外出張や旅行ではファーストクラスを使うという感じだろうか。

 しかし,実際にこのクラスの人々はカードの付帯サービスはほとんど不要で,保有するカードといってもそれなりのカードを持っている程度のような気がする。ただし,自営だったり中小企業の経営者だったり専門職であったりすると 案外,プラチナカード保有時のイメージやサービスも有り難みがあるのかもしれない。

 ところで,実際のプラチナカード保有者だが,インターネットの情報をみる限り,年収1,000万円以下の普通のサラリーマンが保有しているケースも少なくない。

 さて,気になるステータスですが,プラチナカードといっても既に日本で初めて年収1,000万円以上の役職者にゴールドカードが発行された1980年代の頃のようなステータス感はほとんどないと思われる。また,プラチナカードを持っているからといって,必ずしもそのホルダーの全てが高級住宅に住み,高所得者であるとは限らない。とは言うもののやはり一般的にはプラチナカードはプラチナカードで,誰もが持っていないカードであることは確か。たかがプラスティックカードのプラチナカード,されどプラチナカードかも知れません。ほしい人には喉から手が出るほどほしいのだから・・・・。

 海外ではプラチナカードはプラチナカード会員扱いの国もあるでしょう。やはり身分制度が色濃く残っている国々では,日本みたいに誰もが高級ブランド品を持つような感じではなく,それなりの人が持つ訳ですから,お馴染みのカードフェイスであれば,それなりの対応をされるでしょう(AXは全世界で,VISAは日本を除くアジア太平洋の国々で)。

 それから・・・。スーパーゴールドカードを含む6種類のカードでは,個人的にアメックスプラチナカードがプラチナのネームバリューや全世界での認知度としては最上位だと考えています。センチュリオンやダイナースプレミアム等のブラックカードは知名度としてはまだまだ一般的ではないでしょう。ただし,審査基準については,いろんな話を総合すると,スーパーゴールドカードのDC Noblesseが最も厳しく,JCB The Class,その次にセンチュリオンカード,ダイナースプレミアムカード,VISAプラチナ,アメックスプラチナと続くような感じです。このあたりは,各カード会社の戦略やカードの位置づけが左右しますので,なんとも言えないところでしょう。

 ただ,バブル期に発行された,スーパーゴールドカードが年収等を考慮しているに比べ,2000年からのプレミアムカードについては,決済額を考慮(三井住友では年齢も)しているのが特徴で,カード会社もカード会社にとって優良顧客を積極的にお誘い(AMEX),AMEXやDinersに流れていた顧客を引き寄せるためのメインカード化(三井住友)を図っているような気がします。最上位カードの位置づけを 積極的に行うか,単なるシンボル扱いなのか,各カード会社の戦略には興味深いものがある。しかしながら,カードに限らず,いろんな業態でグローバル化が図られているため,日本独自のスーパーゴールドも戦略として見直されることもあり得るだろう。

 つまり,年収が多くてもカードを使わない層へのカード戦略,年収はそこまで多くなくても,リスクが少なく積極的にカードを使う層へのカード戦略。前者はイメージ戦略,後者は実利戦略,DC Noblesseが前者で,後者はAMEX PlatinumとVISA Platinum,両者の中間がAMEX Centurion,Diners Premium,JCB The Classではなかろうか。

 

海外でのPremium Card,VISA Infinite & Signature,AMEX Centurion
 
 海外,特にアメリカでは,無料のVISA/MasterCardプラチナも巷に氾濫してしまい,更に上位カードがMasterCard,VISA,AMEXから発行されている。MasterCardでは,1996年にWorld MasterCard,1998年にPlatinum MasterCardのバージョンアップ,VISAではVISAインター主導の基に薄いブルーにシルバーフェイスのVISA Signature CardとVISA Cardのトレードマークである鳩が飛び立つようなホログラムが特徴のVISA Infitete Cardが,AMEXではブラックフェイスのAMEX Centurion Cardが,その他,2000年12月にブラックフェイスのDiners Club Carte Blanche Cardが相次いで発行されるに至った。いずれもPlatinum Cardの 上位に位置しており,サービスもかなり手厚いのが特徴。VISA Signature & VISA Infiniteは,アジア太平洋地域でのVISA Platinum Cardとサービスは比較的,共通しているが,Premium Cardとしては,アメリカの各種Platinum VISAの上位カードとしてVISA Signature,VISA Infiniteが存在しているような感じである。アメリカ全土ではVISA Signatureの会員数は1年で50万人を数え,全米で年収10万US$の900万人をターゲットにしたカードで,一方のInfiniteは,富裕層をターゲットとしているようだ。なお,Infiniteの方は,アメリカではNational City Corp's Private Client Group等が発行しているが,アジア太平洋地域でもシンガポール,台湾等他国でも相次いで発行されているようだ。

 VISA Signatureは,MasterCardの最上位カードであるWorld MasterCardを意識したもので,全米と英国で発行されている(確認済み)。その後,MasterCard Internationalは,Platinum MasterCardをバージョンアップし,アジア太平洋地域ではWorld MasterCardの代わりにPlatinum MasterCardを投入している。これらを受けて,VISA Internationalでは,VISA Infinite Cardの発行に至ったようである。AMEXは,VISA Infinite Cardと同じ月にAMEX Centurion Cardを発行した。現在では,アメリカ,英国,ドイツ,香港あたりで発行されているようである。このカードは文字通り富裕層向けであり,誰もが持てないカードになっているようである。

 さて,上位カード定番サービスである空港ラウンジの提供状況だが,最もサービスをカバーしているのがAMEX CenturionとWorld MasterCard(Platinum MasterCard)の450ヶ所,その次がAMEX Platinumの98ヶ所,Diners(Diners Club Carte Blanche Card)の75ヶ所となっている(2003.12月現在)。残念ながらAsia-Pacific VISA Platinumは海外空港ラウンジの提供はない。 この空港ラウンジサービスは,上位カードの保有者全員が仮にFCクラスでの利用であることを考慮すると不要のような気がしないでもないが,空港と航空会社によっては空港ラウンジの提供がない地域もあるため,選択肢が増えたと考えれば,空港ラウンジは数多く提携した方がメリットが大きい。ちなみに福岡国際空港では 海外航空会社が就航しているが,残念ながらFC用のラウンジの提供はほとんど見られない。

 アメリカのプレミアムカードはチャージカードとも呼ばれ,翌月1回払いが基本となっているが,この決済システムにより,年会費を徴収している例が多い。上位カードのファクターの一つである年会費では,

1. AMEX Centurion 2,500US$
2. Diners Club Carte Blance,AMEX Platinum 300US$
3. VISA Infinite 150US$
4. AMEX Gold 85US$
5. Diners Club 80US$
6. VISA Signature 75US$

等となっているようである。

 アメリカを中心として,プレミアムカード市場は,VISA Signature & VISA Infinite,World MasterCard,AMEX Platinum & Centurion,Diners Club Carte Blanche の激しいステータス争いという形になった,アジア太平洋地域でも,AMEX CenturionとVISA Infiniteの発行によりブラックカード市場の競争も激化している。

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