Top page

 

 

まちがいだらけのカード選び

 
−はじめに−

 「まちがいだらけのカード選び」のpageは1999.4頃,最初に作成したものだけど,どうも最近はカードに 対する認識が以前より,よりセキュリティ対策のとれるカード会社を中心として基本サービス重視に変わってきました(最初に作成した pageは読み返すと本当に"まちがいだらけ"でしたね。ちょっと恥ずかしいpageでもありました。)。
カードの選びの基本は,

1. どこでもストレス無く使えること(普段使うところが加盟店)。
2. トラブルに遭った場合に親身になってくれるカード会社。
3. ライフスタイルとマッチしているか。その上で自分に合った質の高いサービスが提供できるか。
4. カード会社の基礎体力の有無(インフラ整備に遅れがないかどうか。)。


を中心に捉えた方がいいと思います。巷ではカードに年会費払うなどはカード会社のステイタス策略に乗っているだけ 。。なんて考えている方もいるようですが,インターネットが普及して多くの方が海外に出かける時代です。本当に 使えるカードを選びたいものです。それから流行の航空会社のFFP(マイレージサービス)ですが,よく考えてから エアライン提携カードがいいのか,それともプロパー(カード会社本体の発行するカード)がいいのか吟味する必要が あると思います。

 ところで,聡明な方はお気づきかも知れませんが,この「クレジットカードミシュラン」で,管理者の私が実際に勧められるカードは,私が持って良かったかどうかということが大きく,持ったことのないカードは基本的に分からないことが少なくありません。そういうカードを他人に勧められるかどうかになりますが,積極的に「知らないカードをいいですよ。」とは言えないですね。したがってそういう観点で見て貰えれば有り難いと思います。


1.年会費無料カードが本当に得か??
2."他人の話は参考程度に。使うのは自分です。"のカード選び第一歩!
3.カード???1枚あれば十分さ!!の方へNICOS-VISA/Masterカード!
4.ステップアップ派には銀行系カード!!
5.限度額(与信額)から見るカード選び!
6.海外での手配もカード会社には得手不得手がある。
7.プラチナカードは海外旅行者向きの最高のT&Eカード!?
8.自分に合ったカード選び!

最終更新日 2003.1.22
更新履歴 1999.4,2000.2.2,2000.12.26,2001.12.2,2003.1.22

年会費無料カードが本当に得か??
                                                

 年会費無料カードの代表選手はセゾンカードです。元々,百貨店カードから頑張って全国区にのし上がった クレディセゾン(西武系列)が発行する各種国際カードで,年会費無料系カードとしてVISA,Master,JCB,年会費有料で AMEXと提携しています。 また,1997年くらいからは,セゾンの成功を期に,相次いで年会費無料カードが,ORICO,LIFE,住友,JCB,GE,KCといったカード会社から プロパーカードあるいは提携カードとして年会費カードを発行するようになりました。更にプロミス,アコム等といったノンバンク 業界も相次いで年会費無料カードを発行するに至っています。
 
これは私個人の考えですが,
利用形態では,ハウスカードやショッピングカード的な利用を除き,年会費無料カードは,カード初心者向けというよりはカードをある程度使いこなして,カードの善し悪しを分かった方が本来は持つべき カードだと思ってます。日本での翌月一回払いが浸透しているカード社会の中では,カード会社の収益は思ったよりも少なく, 実際はかなり薄利な業態であることは確かです。その中から,カード会員へのサービス,point制度,加盟店へのサービス,オンライン 与信システム構築,セキュリティ対策,不正使用対策等の経常的な経費まで捻出しなければなりません。2000年を期にクレディセゾンを始め多くのカード会社が 有効期限4〜6年のカードにカードを切り替えるといった措置も,インフラ整備にコストがかかるといった背景を含んでいると思います。
 年会費有料カードと基本サービスと年会費無料カードの基本サービスは,当然ながら"差"があるはずです。無料カードでショッピングプロテクション の機能を付帯したアコムもそのサービス内容を詳細に検討していくと,やはり年会費有料カードとはちょっと違うようです。もちろん,アコムが 悪いという問題ではなく,そういったサービスの内容を知った上で使うと便利なカードだと思います。

 コストを削減して年会費を無料にしているカードは,様々なトラブルに遭ったときに本当にきちっとした対応が出来るかどうか吟味した上で,カード会社を 選ぶと良いでしょう。具体的な話になると,とにかくターゲットとしたカード会社にWebのMailや電話での問い合わせを行い,納得した上で加入すればいい ということでしょうか。ただ,年会費有料のカード会社がトラブルに対して年会費無料カードよりもアドバンテージがあるかどうかは わかりません。でも,企業努力(コスト削減)で捻出されている"無料"の意味を知った方が良いというのは言うまでもありません

 よくアメリカの話と日本の話がごっちゃになっていることとして,アメリカではあたりまえの年会費無料カードと日本の年会費有料カードを一緒に捉え,日本でクレジットカードが有料というのはおかしいといった議論がありますが,日本のクレジットカードの使われ方とアメリカでは異なっており,同じ言葉でも 意味が異なります。つまり,アメリカでいうクレジットカードは,基本的にリボ払いのカードであり,マンスリークリアー(翌月一括払い)を中心としたチャージカード"T(トラベル)&E(エンターテイメント) カード"が本来は日本の銀行系を中心としたクレジットカードに相当します。国情が違うので単純にアメリカは無料カードが当たり前なので, 日本で年会費を取るのがおかしい??という事にはならないと思います。

アメリカのクレジットカード:基本的にリボ払いカード。もちろん翌月一括もできる。ブランドではVISA/MasterCard/Discoverあたり。
アメリカのチャージカード:翌月一括払いカード。ブランドではAMEX/Dinersがこれに相当。近年リリースされた,VISAのプレミアムカード(VISA Infinite,VISA Signature)もこの部類。

無料カードをメインカードにするのであれば,基本サービスや付帯サービスをじっくり吟味する必要がある。
               

"他人の話は参考程度に。使うのは自分です。"のカード選び第一歩!
                                                

 自分にあったカードがあるかどうかは,個人的には時間をかけて選んでもいいと思います。じっくり吟味して,ライフスタイルにマッチする,あるいは そのカードの持っているサービスが魅力的!って感じでメインカードを絞り込んでいったらいいと思います。よく,1度や2度加盟店が無く使えなかった, あるいは人から***カードは海外では使えなかったよ!という話を聞いたりして,他のカードがいいのだろうか??なんて思うこともあるかと思います。 要するに他人はどうでもいいから,自分が満足して使えればOKとすればいいのではないでしょうか

 基本的にクレジットカードの評価にしろ,他のことにしろ自分で決めることが大事です。ただ,それには情報収集が大事です。クレジットカードって かなり身近な存在なのに,実際はその機能やサービス内容というのは意外と知られていないような気がします。かくいう私もNICOS-VISAカードを持ちながら 海外旅行の際には,海外旅行傷害保険の比較的大きなものに加入するぐらいですから。。。

 カード選びで重要なことは,自分のライフスタイルにチューニングすることが大事ですね。出張や旅行に行かない人が年会費の高いゴールドカードを持っても 勿体ないです。逆に,若くても行動範囲が広い人がゴールドを持つと便利な部分もあります。ただ,一般カードとゴールドカードとの大きな違いは与信額です。大きな買い物や日常的なショッピングで,比較的多額を使う方は 一般カードよりもゴールドカードの方が使いやすいでしょう。もちろん,見栄という部分ではゴールドカードの威力も否定しませんが,今のご時世でどこまで威力があるかは???です。

 クレジットカードには業態別分類として,銀行系,信販系,流通系,消費者金融系(オーソライズされた語句ではないと思うけど。。。)等があり,それぞれ 国際提携カードを発行しています。銀行系でもVISA/Masterを発行する都銀系のカード会社と地銀系のカード会社,JCBを発行する都銀系,地銀系のカード会社と グループ会社を含めるとかなり多くのカード会社が存在します。もし,メインバンクがあれば,その銀行が発行しているカードも選択肢の一つでしょう。道県ならそこの第一地銀と提携しているカード会社のカードを選ぶと,使い勝手はいいような気がします。ただ,個人的な印象としては, 銀行系であれば盟主と呼ばれるカード会社の方が安定感というか安心感はあるようです。

 信販系では,大手がNICOS,ORICO,CF,JACCS,LIFE,APLUS,KCと7社あり,実力という点ではNICOSが最も先を走っています。最近ではORICOも自社でゴールドカードを発行しているようですが,信販系でゴールドカードを発行し,サービスも銀行系と比べて遜色が少ないのがNICOSとなっています。信販系カード会社の特徴として,一般カード(1,250円)に高額の海外旅行傷害保険を付帯しているのが光っているのではないでしょうか(KCは750円)。 信販系に刺激され銀行系でもゴールドと一般の中間クラスに同じく保険を付帯したカードがありますが,補償額の大きさ等を考えると信販系の優位が目立っています。 信販系大手7社といってもサービスにかなりの温度差があるのは確か

 流通系は,百貨店やスーパーマーケットのハウスカードから発展したものが多く,依然としてハウスカード的な側面も残っていると思われます。大手はセゾンだが, 独自のネットワークを活かした展開も取れるのが流通系の強みでもあると思います。SAISONの他,OMC,AEON等があります。
 消費者金融のプロミス,アコムあたりがJCBやMasterカードとの提携カードを出すようになりました。個人的には???な部分もあるけど,基本サービスが本当に しっかりしているかどうかは今後の展開??次第でしょうか。

 プロパーカードは上述したとおりで,それ以外には航空会社,車メーカー,オイルカード(ガソリンスタンド),大学OB,ホテルカード,百貨店カード等各種セグメント カード(加盟店等とカード会社とジョイントした国際提携カード)が存在しています。将来的に安定して使うのであれば,お得感もあるだろうし,カードの使い方も目的が あっていいでしょう。ただ,これもライフスタイルとハウスカードとしての使い方を考慮した方が賢明かと思います。

 クレジットカード関係の書籍は,岩田昭男氏の著書を含めて各種出ています。単行本や雑誌の場合,コマーシャルベースで書かれていることも少なくなく,クレジットカードの実像とかけ離れている部分もなきにもあらずだけど参考には なるかと思います。

基本ラインとして,

1.メインカードを選ぶ。国内の利用だけならカードは最低2枚あれば十分です。
2.いたずらに数多く持たない。つきあいカードは解約。
3.海外に行くことがあれば,VISA or Master提携カードを1枚は持つ。心配ならバックアップカードを含め3枚以上持つことも検討する。
4.見かけのサービスと本質を見抜くことが大事。本当に自分にとって必要かどうか吟味する。
5.point制度や付帯サービスよりもまずは,基本のしっかりとしたカード会社を選ぶ。
6.年会費を気にするようでは,そのカードは持たない方が賢明
7.カード無料体験コースがあるカード(初年度無料カードも含む。)は是非,体験を!
8.いきなりゴールドよりも一般カードで使い勝手を吟味した方が得策

                                   

カード???1枚あれば十分さ!!の方へNICOS-VISA/Masterカード!

 基本的にカード嫌いな人。。ほとんど使わないだろうと思っている人。。そういった人向けのカードは,やっぱり NICOS-VISAカードがお勧めと思う・・・。私は人からどのカードが良いか??と聞かれると,Goldがいいとか年会費が勿体ない という方を除くと,ほとんどこのNICOSカードを勧めている。その理由だが。。

1.カード会社の中でも比較的サービスの質が高いこと。
2.保険機能がカードの中で最も充実していること。死亡後遺障害を除くと銀行系ゴールド並。
3.国際ブランドVISAが選択でき,世界中で最も汎用性が高い。
4.フォトカードも選べること。
5.トラブル時の対応が秀逸。

 カード会社には銀行系カードの大手として5社(三井住友:VISA,JCB,UC:ユーシー,DC:ディーシー,UFJ:ユーエフジェー),信販系の大手として6社(NICOS,JACCS,ORICO,CF,LIFE,APLUS),流通系の大手として3社(セゾン, OMC,イオン),海外資本の2社(アメックス,CITIBANK)とCITIBANKと同じ資本のDiners(ダイナース)があるが,この中でもかなり一般カードはかなり充実しているカードがNICOSである。海外旅行なんて行かないさ!!と思っていた人も海外に出かける時代である。NICOS-VISA/Masterさえ持っていれば, 出かける前に保険に加入しないといけないといった心配もせずに済む。また,各種提携カードの多い会社でもある。 何かのジョイントカードであれば,メリットもあるというもの。是非,1枚は持っておきたいカードである。あと,欲を いえばバックアップのために年会費無料のセゾン-VISA(Masterでも良い!)でも持っていればなお良いだろう。

 他のカードであるが,銀行系は一般カードには一部カードを除き旅行傷害保険は付帯されていない。NICOSと同じ年会費でKDD-JCB も保険付きだが,JCBとVISAを比較すると国内外でVISAの方が加盟店が多く強い。ということでどれか1枚と言われたらNICOS-VISA を勧める。

 また,生計を共にする家族の全員にNICOSは海外旅行傷害保険を自動付帯(ただし,IDカードの発行を受けることが必要。)してくれる。ただし,生計を共にしていても配偶者が勤めていると保険は除外される。この場合は,少額の 年会費を払って家族会員になればすむ話である。こういったサービスを提供しているカード会社では銀行系ゴールドがほどんどなので,一般カードのNICOS-V/Mの保険の充実度は高いと思う。更についでであるが,NICOSにはクレジットセーバー保険もある。これはカード 会員が事故や病気等で死亡したときあるいは重度の障害を被ったときに,カードの債務を免除してくれるサービスである。 この適応を受けるか受けないかは別にして,もしもの保険と思えばなかなかすぐれていると思う。以上を他のカードと比較 検討してみても付帯サービスは比較的充実しているカードということがわかると思う。

 次にトラブル時の対応である。私個人が身をもって体験したトラブルに偽造カードを作られたことがあります。実は2002年の夏頃に外国人経営の加盟店で,たまたま現金の持ち合わせがなく,カードで支払ったことがあったのですが,どうやらスキミングされ,偽造カードでショッピングをされたようでした。ちょうどその利用から1週間後に,NICOSの福岡センターから職場に個人名で電話があり,事の真相を聞かされました。NICOSからは2回ほど電話がありましたが,私自身には実害がなく2週間ほどで新しいカードが手数料無料で送られてきました。他のカード会社も同じ様な対応をしたかも知れませんが,こういったトラブル時にしっかりとした対応をしてくれたNICOSには改めて感謝した次第です。飲んでいて注意力が落ちていたとはいえ,カード利用は注意すべきだなーとも感じましたね。
 

ステップアップ派には銀行系カード!!

 次は今は一般カードでいいけど,いずれはGoldを持ちたいという方に勧めるカード。ずばり,銀行系カードの中の三井住友VISAカード,JCBカード,UCカード,DCカード,UFJカードあたり。学生カードから始まり,一般,ミドルクラスのカード, ヤングゴールド,ゴールドとラインナップされているカードも多い。銀行系カードには,ギフトカードやタクシーチケット といったキャッシュレスの手段も用意されている。特にタクシーチケットはパーソナルユースでもなかなか使えるしろものである。ただ,銀行系のカード会社は定職を持たないとなかなかカードを発行してくれないので,そういった意味では審査が厳しいカード会社になると思う。与信額はJCBが大きめで三井住友が小さい。DC,UFJ-V/Mになるとカード会社グループ内に 都銀が少ないこともあり,東京三菱銀行のDC,UFJ銀行のUFJということで加盟店数等が他の3カード会社グループに比べると 少ない。UCは都銀の連立政権で設置された経緯があり,UC本体とグループ会社では微妙にサービスや対応が異なるようである。

 銀行系で忘れてならないのが,JA(協同カード),BC(バンクカード),CITIBANK,(ダイナースも含まれるが,ゴールドクラスになるので ここでは省略)。サービスという点からすると25歳以上,年収400万円でゴールドを発行するCITIBANKもここのところ魅力のあった保険サービスの縮小等でちょっとイマイチ感がある。JAはUCプロパーとJCBプロパーとほぼサービスは一緒で,都銀系列の"あさひカード"と同じ様な 形態になっている。BCは一般カードしかない。特にサービスに魅力があるようなカードには見えない。。。キャッシュカードとの一体型 カードとしてはいいかもしれないという程度。

 実力という点からすると,三井住友,JCB,UCあたりが強いが,海外では弱いJCB,ヤングゴールドがイマイチの三井住友とマイナス面もある。個人的な感想だが。。まあ,サービスは似たり寄ったりでしょうか。特に 国内利用であれば,VISA/Master発行会社(三井住友,UC,DC,UFJ)とJCBとの差もそれほど多くはないだろう。
 銀行系の特徴といえば,全てに置いてまあまあって感じであるが,実際のところは最も歴史あるカード会社業界になります。つまり, 様々なノウハウ,営業力あたりは新興カード会社のよりもずっとポテンシャルが高いといえます。

 安心の一枚。それが銀行系の特徴かも知れません

 銀行系といえば,ゴールドに目がいきがちですが,三井住友EXECUTIVEとかJCB-GRANDEは本来のミドルクラスのカードとして はまあまあだと思う。ゴールドのサービスはいらないが,そこそこ基本サービスを上げたいというユースには良いかも知れない。 このクラスになるとショッピングプロテクションや旅行傷害保険も付帯されるので信販系にはちょっと抵抗があるという方にも お勧め! しかし,各種保険の補償額は思ったよりも少ない。

 ところで,カードも使い慣れると,そのカードに飽きて来るというか,もっときめ細かいサービスがほしくなることがある。 実は,私は三井住友に関しては一般カード(ANA-住友VISAカード,GEO-Club-住友VISA)-->住友VISA/Master-EXECUTIVE--> 住友VISA/Master-Gold-->住友VISA-Platinum/Master-Gold-Pt(取得時には全て住友カード)とステップアップしてきた(1999.10にMaster-Goldは退会。2000.10にGold-Ptとして再入会。)。 早い話が質の高いサービスを求めた結果,こうなってしまったという感じでしょうか。ただ,もっと質の高いサービスを。。と望んだ結果がアメックスやダイナースの取得につながりました(住友VISA-Gold保有時)。そういった意味では,ライフスタイルの変化によって,カードも選べるのが銀行系カードといえなくもないでしょうか。
 

限度額(与信額)から見るカード選び!

 「クレジットカードミシュラン」の他のpageやForumの過去ログでも述べていますが,限度額ほど誤解されているというか理解されていない部分もなきにしにあらずでしょうか。 この限度額=与信額は,月間に使える金額ではありません過去の未決済分(引き落としされていない利用額)と当月の決済枠を合計した金額であり,限度額が50万円の場合,過去の未決済残高が30万円あれば,当月 は目安として20万円しか使えません。毎月コンスタントに使っていれば,実際の限度額はカードに付帯されている限度額の5〜7割と考えた方がいいと思います。したがって, たまに50〜100万円程度を決済する方はカード選びも通常とは異なってくるのも当然でしょうか。また,限度額が10万円だった場合は,頻繁に利用していくとすぐにリミットとなってしまいます。場合によっては1万円程度でもリミットがかかる かもしれません。

 クレジットカードの基本的な部分は,やはりキャッシュレスのショッピング機能であり,これに付随した限度額です。やはりこういった機能が高いカードとなるとゴールドカードや ダイナース,アメックスになると思います。アメックスの場合は,最初から与信額の設定はないとパンフレット 等に記載されていますが,例外はあるものの他のカード会社と同じく30万円前後程度からスタートするようです。もちろん,30歳以上になるとこの数字が40万円とか50万円からスタートするようですが・・・。 その代わり,カードのグレードに係わらずかなり高額の与信額までいくようです。ダイナースの場合は,一応の基準として33歳以上を謳っていますから,表向きは「無制限」ですが,会員歴が短い人で概ね100〜300万円程度と推定されます。20代の 専門職になるとこれ以下のケースもあるかもしれません。このあたりは,銀行系ゴールドが250万円あたりで頭打ちになるのと比較すると大きいでしょう。しかしながら,実際の年収や利用形態によって,この限度額範囲内でも与信にストップ がかかるケース(加盟店のレジで使用制限がかかる。)もあるかと思います。 ところで,クレジットカードで限度額枠が記載されているカードで最も限度額があるカードはNICOS-GoldとSAISON-Goldあたりが500万円という数字を出しています。

 限度額も高額もあれば低額もあります。学生カードはその典型で10万円程度です。もちろん,カードを持っていて利用が少なく,不正利用が気になるのであれば,限度額を下げて貰うようにお願いするのも 手かも知れません。

 与信額が必要であれば,一般カードよりもゴールドカードです。予め,高い与信額からスタートするので,その分は利用しやすくなるでしょう。一般カードでもJCB一般は30歳以上で実績が良好であれば 100万円はいくようです。他ではセゾンが80万円までは与信枠があるようです。ただし,これらのカードも複数年の実績が必要ですから,最初から高い与信額枠は難しいようです。
 与信額が厳しいカード会社になると,銀行系では住友カードあたり。社会人でも10〜20万円という事例もあるようです。

 100万円以上の高い限度額(与信額)が必要ならゴールドカード
 

海外での手配もカード会社には得手不得手がある。

 海外でのカード利用時のサービスはカード会社によっても,国際ブランドの種類やサービスでは違いがあります。まず,質のよいサービス(高級どころの手配)を受けようと思うなら,やはりサービスコスト(高い年会費を払う。)をかけないと無理です。 特にサービスはカード会員の嗜好や利用形態,サービスの歴史に左右されます。私の場合は国内手配が多いのですが,いろんなカードを使って 手配をしてみると,カード会社によって得手不得手があったりします。

 一つには,他の会員も同じ様な手配がないとカード会社によっては”手配”そのものに慣れていないケースがあります。旅行手配やホテル手配なら市中の旅行代理店と同じかも知れません。いろんな 手配を経験しているところが,いろんな対応をしてくれるでしょう。カードの場合は,自分以外のカードホルダーの利用形態も大きいかと思います。例えば,航空チケットではビジネスクラスやファーストクラスの手配となるとダイナース,アメックス,JCB が慣れている感じがします。海外の高級ホテルになるとアメックス,ダイナースでしょうか。もちろん,リーズナブルな部分も含めての話です。残念ながら 一般カードやゴールドカードを発行していないカード会社の場合は,こういった手配になると難しいかと思います。

 海外で加盟店でトラブルに遭った場合は,VISA/Master提携カードの場合は,現地のVISA/Masterカード会社(加盟店契約権の あるカード会社=アクワイヤラー)との交渉を行わなければなりません。カード会員の利用形態が国内に偏っており,トラブルの処理を行った経験が少ないカード会社だとどうでしょうか? やはり難しいのではないかと思います。 ワンブランド系のアメックス,ダイナース,JCBはこういった部分では強みがありますが,残念ながらJCBは今のところAMEXと提携したとはいえ加盟店数に難あります。安心感は最もあるのでしょうが・・・・。海外で安心するためには, それなりにサービスコストをかける必要はあるでしょう。

 サービスといえば,海外での緊急再発行も,やはり銀行系ゴールド,ダイナース,アメックスが強いです。短期間の滞在なら複数枚持っておいた方がメリットが大ですが,盗難・紛失時の不正利用を考えると現地の警察に届け出て,日本の カード会社の指示を仰ぐ必要もあるかと思います。いろんなことをシュミレーションしていくと,ショッピング機能やキャッシング機能以外の安心を持ちたいとなると,それなりにコストをかけてカードを持つ必要が あるかも知れません。

 カードに高い付加価値を求めるならば,ゴールドカードクラスになるかもしれません。カードの場合はいろんな利用形態があるので,やはりライフスタイルを吟味して,いろいろ机上でシュミレーションすることも大事かも知れません。 その上で不要なサービスのあるカードは解約すればいいし,必要な機能を持っているカードを作ってもいいでしょう。ただし,海外での安心を高めるのであれば,海外での利用者が多いゴールドカードクラスのカードを選ぶと良いかも知れません。いかがですか?

 VISA/Masterは海外での加盟店トラブルの際,現地のカード会社が間に立つので,海外旅行者があまり持たないカードはトラブルに対して慣れていない可能性があるので,注意が必要。ワンブランド系のカード(JCB/AMEX/Diners)なら加盟店トラブル時のレスポンスが比較的良い。 手配も高級どころなら,やはりアメックス,ダイナースを勧めます。一般の手配だったら大手のカード会社もまずまずといったところで,オススメはやはり銀行系カード会社,NICOS-VISA/Master,SAISONあたり。

−海外手配に係る逆転現象−

 海外のレストランやショーの手配を国内で依頼する場合,カード会社によっては無理な場合があります。で,できない部類のカードとしてアメックスゴールドやアメックスがあります。アメックスの場合,海外における手配はゴールドならオーバーシーズ アシスト,パーソナル(グリーン)ならグローバルホットラインになりますが,残念ながら東京にトラベルサービスオフィスがないため,手配が出来ないといった状況になってしまっているようです。

 意外と健闘しているのがNICOS-VISA/MasterのハローデスクやSAISON-VISA/Master/JCB/AMEXのトラベルデスクなど。他に各国にJCBプラザがあるJCBも比較的,手配では頑張っていると思います。他のカード会社の場合は一度, 国内のトラベルデスクに問い合わせてみるのも手かも知れません。意外とツアーデスクやサービスデスクとは異なった回答があるかもしれません。
 

プラチナカードは海外旅行者向きの最高のT&Eカード!?

 ゴールドカードの上にプラチナカードが存在する。その上にはブラックカードも存在します。1993年のアメックスプラチナカード発行から7年ほど遅れて,日本でもVISAプラチナが三井住友クレジットサービスより発行された。年会費はアメックスプラチナが8万5千円,三井住友VISAプラチナカードは初年度こそ2万5千円だが, 次年度以降は5万円であり,両者共に年会費としては高額の部類。2001年末にはダイナースプレミアムカードが年会費10万円でリリースされ,2002年末にはアメックスセンチュリオンカードが16万円という年会費でリリースされた。

 で,この手のカードの特徴だが,海外で安心して使えるためのカードであり,どちらかといえば海外旅行者向きのT&E(トラベル&エンターテイメント)カードである。アメックスの場合は,アメックス会員へのお誘いか一方的なDMでの勧誘になっており(現在ではプラチナに関しては申し出により申請も可能。),三井住友VISAプラチナ は同社のゴールド会員からの申請扱いになっている(現在ではお誘いに変わっているらしい。)。国内サービスもある程度は充実しているが,国内サービスよりもより海外サービスにチューニングされている。そういった意味では,決済額の多い人か海外で使い倒す人でない限りはお得感は薄いだろう。

 ただ,依然として誰もが入手出来るカードではないが,少なくとも年会費が気になるのであれば,持たない方が賢明である。国内ではアメックスの場合は,ゴールドとの差が大きいが,三井住友VISAプラチナの場合は,一部のサービスを除くとゴールドカード とそれほど差は見られない。ブラックカードについては,どちらかといえば海外旅行の為のプラチナとはちょっと方向性が異なるようである。

プラチナカードは基本的に海外旅行者向きカードである。年会費が惜しければ持つ必要はない!!
 

自分に合ったカード選び!

 クレジットカードを吟味する上で,先入観は不要である。年会費が高いカードが必ずしも自分に合っているかどうかは分からないのである。車に例えるなら,近所へのショッピングとか狭い道しか走らないのであれば,国産の千ccで十分であり, 5千ccの高級外車はいらないのである。ただし,見栄で載るのなら それはそれだろう。クレジットカードに例えるなら,近所のスーパーくらいしか使わないのであれば,スーパーのハウスカードか一般カードで十分であり,何もゴールドカードやプラチナカードは必要ないのである。

 私の場合は,航空機を使う出張が多々あり,クレジットカードの付帯保険に興味を持ってきた。特に家族がいる立場としては大きな保険が付帯しているカードに魅力を感じる。また,旅行手配もインターネットが普及する前やカードを持っていない頃は, 鹿児島の更に地方に在住していたため不自由していた。職場の総務が手配してくれるわけでもなく,平日の営業時間中は仕事の都合で行くことが出来ず,その上,残念ながらカードの使える旅行代理店も多くなく,その都度,旅行や出張用のお金を用意しなければならなかった。 銀行のATMが遠ければそれ自体,億劫になってしまう。なにしろ,保険を付帯させるためのカード決済が使えないのだから。。。。一般的なショッピングでのキャッシュレス機能ならクレジットカードでなくてもデビットカードがあり, クレジットカードなら年会費無料カードやショッピングプロテクションが付帯したカード等いろいろな種類がある。目的がキャッシュレスなら大手カード会社の一般カードを持つだけで済むと思う。

 ただ,クレジットカードのいろいろな付帯機能を利用したいと思うなら,やはり吟味は必要だろう。最も手っ取り早いのは,考えているカードを取得してみることである。一般カードなら概ね1,500円以下なので額的には大したことではないだろう。これを 半年に1枚づつ時間をかけて申請するのである。それから,サービスを吟味するためには情報誌が有効である。この中にはお得な情報がかなり記載されている。情報誌に力を入れているカード会社なら大抵は入手が可能であるが,ない場合はWebの情報や 実際にカードデスクに連絡していろいろ聞いてみるのも手かも知れない。そういった感じでカードは吟味して持つと,ぴったりなカードが見つかると思う。しかしながら,本当にオールマイティなカードは実際にはないと思っています。必要な機能を持つカードを複数 合わせ持つことで,なんとなく自分に合っているのかなぁ〜って感じでしょうか。私の場合でも。

クレジットカード選びのキーワードはライフスタイル

「クレジットカードミシュラン」ではカードの賢い使い方や徹底比較は行いますが,個々に対する個別のカード選びへの助言は難しいと感じています。ライフスタイルやカードの特に年会費に対する意識は様々で,私の観点からお得でも 必ずしも万人には当てはまらないだろうから。また,他人と比較する必要はまったくありません。使うのはそれぞれなのだから。by parasol-maker
 

inserted by FC2 system